脊髄神経とは末梢神経のひとつです。
末梢神経には脳神経・脊髄神経・自律神経の3つがあります。
脊髄神経は頚神経・胸神経・腰神経・仙骨神経・尾骨神経の5つに分けることができます。
それぞれの神経はそれぞれの脊椎の間から左右にでています。
脊椎は頸椎・胸椎・腰椎・仙椎・尾椎に分けることができます。
- それぞれの数は
-
頸椎 7
胸椎 12
腰椎 5
仙椎 5
尾椎 3~5 - それぞれの脊髄神経の数は
-
頚神経 8対
胸神経 12対
腰神経 5対
仙骨神経 5対
尾骨神経 1対
です。
仙椎 5と尾椎 3~5はそれぞれ仙骨、尾骨というひとつの骨です。
よって脊柱の骨の数は26個ということになります。
です。
脊髄の前側(前根)を通る運動線維、脊髄の後側(後根)を通る感覚線維、この2つが合わさったのが脊髄神経です。
前根と後根が合わさった脊髄神経は脊柱管を出て前枝と後枝に分かれます。
前枝は皮膚と筋肉に分布します。
どの領域に分布するのかと申しますと、体幹の前面と側面、そして手や足です。
後枝は脊柱起立筋と背中の皮膚に分布します。
脊髄神経の特徴として運動性と感覚性が混ざっていることがあげられます。
先述したように、運動線維と感覚線維が合流しているからです。
前枝と後枝の太さについてですが、分布する広さが前枝の方にあるので、前枝の方が太く、後枝の方が細いです。
脊髄神経の数は合計すると31あります。
それぞれの脊髄神経の支配領域は違います。