体内の各種白血球の数や割合は、その時その時の自律神経やホルモンの状況によって変化します。
免疫力が優れた働きをするためには、具体的な条件があります。
- 体内の物質が敵なのかそれとも味方なのか、
害をなすものかそれとも益をなすものかの区別をちゃんとつける。 - 体内の物質が敵であると正確に判断されたら、speedyに対応する。マクロファージが敵を貪食しきれない時に、敵の存在をヘルパーT細胞に知らせる働き、Tヘルパー細胞の情報の受け取りとそこからの指令などがこれにあたります。
- 敵である物質を攻撃しやすくするため、目立たせる。
B細胞のわざと抗原(異質物)とくっつき抗原がここにある、ということを示す標識になるような働きなどがこれにあたります。 - 敵をやっつけたか否かの判断を正確に行い、やっつけたのであれば、免疫反応を正確に終了する。Tサブプレッサー細胞の過剰な免疫を抑制したり、免疫の活動がもう必要ないということになった場合にその活動を終了させる役割がこれにあたります。